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AI Segmentation

QGISで建物フットプリントを抽出

すでに開いている画像の上に範囲を描き、buildingと入力すると、その中にあるすべての屋根がプロジェクトのCRSに合わせたポリゴンとして戻ります。

簡単に答えると

建物フットプリント抽出は、航空写真や衛星画像に写る屋根をベクターポリゴンに変換します。

QGISでは、AI Segmentation pluginがキャンバスに表示されている任意のrasterから処理します。範囲を描いてbuildingと入力すると、実行結果として構造物ごとに1つのポリゴンが返り、それぞれに面積と信頼度スコアが付き、プロジェクトのCRSで出力されます。

動作環境
QGIS 3.22以降
入力する語
building, rooftop, house, warehouse, shed
毎月無料
地上面積3 km²、カード不要
出力
面積と信頼度付きのポリゴン

実際の処理結果

戻ってくるもの

航空画像上のパリの密集した街区。検出された各建物がそれぞれの色で塗りつぶされている
パリ中心部。Automaticモードでは、検出したすべての街区をそれぞれの色で塗りつぶします。フィルター前のlayerはこのように見えます。

建物フットプリントlayerを作る3ステップ

開いているオルソフォトからGeoPackageへ書き出すまで。

1

QGISですでに開いている画像の上に、必要な範囲を描きます。

2

buildingと入力して実行します。タイルはつなぎ合わされ、1つのlayerとして戻ります。

3

信頼度とサイズで絞り込み、角を直角に整えてから書き出します。

使える入力語

建物には何を入力するか

入力した語が、そのままモデルに送られます。この5つはpluginギャラリーのカードとして用意されているため、建造物を推測する必要はありません。

  • building

    建物

    広く使える語。構造全体を対象にします。

  • rooftop

    屋根

    地上の輪郭ではなく、屋根の表面を対象にします。

  • house

    住宅

    戸建て住宅とテラスハウスです。

  • warehouse

    倉庫

    配送拠点、格納庫、工業用の物置です。

  • shed

    物置

    庭の物置、ガレージ、小さな付属建物です。

検索ボックスでは、構造物、フットプリント、街区、輪郭からもこれらのカードを見つけられます。また、自分の言語で入力した同じ意味の語からも検索できます。

苦手なケース

フットプリント抽出が間違えるもの

テラスハウスの列は難しいケースです。屋根が接していて稜線が薄い場所では、実行結果が住所ごとに1つではなく、列全体を1つのポリゴンとして返します。屋根にかかる木の樹冠は、その部分の角を削り、北側にできた深い影も同じ問題を起こします。平らな工業用屋根は、設備や天窓の位置で分割されます。そのために確認工程があります。信頼度とサイズで絞り込み、間違ったものを削除し、結合されたものを描き直してから、角を直角に整えます。精度の数値を公表していないのは、画像によって数値が変わるためです。

QGISの建物フットプリントについて

  • pluginを使えばできます。QGIS単体では手作業でデジタイズします。AI Segmentationを使うと自動検出が加わり、範囲を描いてbuildingと入力するだけで、プロジェクトのCRSに合わせたポリゴンが返ります。ドローンのオルソモザイクからWMSまで、キャンバスに表示されている任意のrasterを読み込めます。
  • QGISですでに表示できるものであれば何でも使えます。航空写真、衛星画像、ドローンのオルソモザイク、WMS、XYZのベースマップに対応しています。解像度でモデルが分離できる対象が決まるため、ピクセルが細かいほど小さな構造物を拾い出せます。採用を決める前に、無料プランで自分の画像を試してください。
  • 始めるときは無料で、カードも不要です。Automaticでは、地図上で数えた地上面積を月3 km²まで処理できます。Cloud Semi-Autoでは、保存した輪郭1つを1オブジェクトとして数え、月50件までです。自分のマシンで動かすSemi-Autoには上限がありません。Proでは、2つの上限が月300 km²と2,000オブジェクトに増え、月額39ユーロです。
  • いいえ。モデルは欧州連合内のサーバーで動作するため、業務用ノートPCでもワークステーションのように処理できます。Windows、macOS、LinuxでQGIS 3.22以降が必要です。何もアップロードしたくない場合は、Semi-Autoが自分のCPUで小さなモデルを実行し、クリック1回につき1オブジェクトを処理します。
  • QGISのベクターlayerとして出力されるため、QGISが書き出せる形式なら何でも使えます。GeoPackage、GeoJSON、Shapefile、KMLに対応しています。すべてのポリゴンにid、クラス、面積、信頼度スコアが付き、layerはプロジェクトのCRSに合わせて出力されます。

自分の街区で試す

無料プランでは、地上面積を月3 km²まで処理でき、カードも必要ありません。